剣道具にはミシン刺防具と手刺し防具の２種類があります。

・ミシン刺・・・安価、大量生産、人工皮革、学生向け
・手刺し防具・・高価、職人の手作り、オーダーメイド、天然皮革、大人向け

「稽古に使えればどちらも同じ」という意見もありますが
身につけた感じ、見た目、存在感、使い心地など実は全然違います。
なので一度手刺し防具を購入した多くの人はまた次も手刺し防具を選びます。

職人がひと針ひと針手作りする手刺し防具は全ての剣道家の憧れともいえます。

もともと高価な手刺し防具ですが
すべてが職人による手作り、使用する材料も
厳選しますのでミシン刺と比較すると価格は高価になります。

良い剣道具を作るにはそれだけ手間と時間がかかります。
手刺し防具は基本的にはオーダーメイドです。
製作に時間が驚くほどかかります。

ミシン刺防具のようにお店に行ったらすぐあったり
セール処分品になることはありません。

時間と手間がかかることが手刺し防具の価値に跳ね返ってくるのです。

「稽古に充分使えるからミシン刺で十分」
こう考える人は多いです。

「手刺し防具なんて高いだけ、お金の無駄」
こう考える人も多いです。

こういう方に共通するのは
「手刺し防具を持っていない」「使ったことが無い」

一度使えば分かります。
手刺し防具を使えばその魅力にハマります。

学生さんでも、親に手刺し防具を買ってもらってる人はいます。
親から大事な道具を長く、大切にに使うことを習っています。