鹿革の原皮そのものは輸入ですが、日本の職人が燻したり、藍染めをしたりして剣道具に使えるよう加工します。一方、安価なミシン刺防具には主に「クラリーノ」が用いられますがこちらは石油製品です。。。
ただこれもお店によってもいろいろです。価格を抑えるために「クラリーノ」を使った手刺し防具や、「鹿革に似せた藍染の牛革」をつかって手刺し防具を作っているところもあります。個人的にはそこまでして、、、というか、品質を下げてまで価格を下げるくらいなら、ミシン刺を選んだほうがいいのではと思いますが。。。手刺し防具は良いものを買わないと意味がないです。
なぜなら、材料に粗悪なものを使うとすぐに壊れます。
また、使い始めるとボロくなってきます。
一方、手刺し防具クラスになると、長年使っても劣化しないどころか、使い込むほどにきれいな色落ちで存在感が増してきます。そうなるともう手放せません。
良い鹿革は使用経過での色落ちまで違います。長年の使用が前提の手刺し防具にはだから良い革を使った方がいいんです。